Prosy Life

アクセスカウンタ

zoom RSS 健康に求める両辺の時代<ホメオスタシスを失った不健全な時代>

<<   作成日時 : 2009/12/01 18:32   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

近頃、日本の社会は、夢や自己実現などを語り、相変わらず個人主義を求める一方で、かつて断ち切ってきた古い絆やコミュニティなどにノスタルジーを描き、想像の共同体を求めている嫌いがある。その傾向は、グルメ番組やセレブを放送する傍ら、貧困や格差を訴えるマスコミにも見られ、まさに日本社会そのものが価値の両辺を極度に求め、自家撞着に陥っている様に思われる。
特に、戦後永い間平和を享受してきた日本では、安定社会における個人主義が究極的に求めるところの個人の身体(健康)・生命への願望に顕著に見られるようだ。例えば、命の根源である“食”に極度に気を使う人がいる一方で、自ら病気になりたがる人がいるという事象である。
前者の極端なものをFood Faddismと言って、「健康への好影響を騙る食品の大流行、量の無視、食品に対する期待や不安の扇動など、食べ物や栄養が健康や病気に与える影響を過大に信奉したり、評価すること」である。そして、地産地消や無農薬野菜にこだわるのもその傾向とも言える。
一方、うつ病が急増し、乱造される心の病は、まさに病気の押し売り時代とも言える。1999年から2005年の間に、うつ病患者は2倍になったと言われるが、これには、SSRI(新型抗うつ薬)の導入も関係している様で、経済活動(利益)を生むために病気が乱造されているのだ。例えば、メタボリックシンドロームも、ただの「小太り」が病院受診や健康指導を受け、果ては早期治療など、いたずらに多数の「病人」を作りだす事象を生んでいる。その他にも、小児躁鬱病、男性型脱毛、ADHD(注意欠陥、多動性障害)など、その人の個性なのか病気なのか、治療すべきか様子を見るべきなのか、判断が難しい病患がいっぱいある。そして、そこには医療機関や製薬会社の莫大な利益が埋もれているのも事実である。
だから、ストレスになりうる外界の環境の変化に対して、生体を安定した恒常的状態に保とうとする仕組みを“ホメオスタシス(生体恒常性)”と言って、健康を定義する重要な要素であるが、価値の両辺を求める今の日本の社会は、実はこのホメオスタシス(同一の状態)を失った実に不健康な社会なのかもしれない。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
健康に求める両辺の時代<ホメオスタシスを失った不健全な時代> Prosy Life/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる