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zoom RSS 駄目な男と主婦の暇つぶし<裁判員制度という衆愚裁判>

<<   作成日時 : 2009/11/24 07:39   >>

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仙台地裁で19日に行われた裁判員裁判で、裁判員が被告に「むかつくんですよね」と大声を上げ、裁判長に制止された事件が発生した。前から予想されたことでもあるが、裁判員裁判の問題が露呈されたものである。そもそも、素人のそれも法律知識がない者に、なおかつ人格的にも人を裁くような重い業務に適正かの点検や判断もなく、一般人に裁判員をさせるということに無理がある。
裁判員制度は、司法制度改革論議のなかで元々世論が求めていたものではなく、1999年7月に小渕内閣に設置された司法制度改革審議会(会長・佐藤幸治京大名誉教授)が、官から民への流れを背景として「21世紀は国民自らが司法を支える時代だ」と考え、一般の人でも理解しやすい刑事裁判に、国民が主体的に関与すべきと考えたことに起因する、英米型の陪審制と独仏型の参審制を折衷した制度であるが、刺身のツマが主菜になった、目的と手段を誤った制度と言える。
なぜなら、民営化という流れは素人化を図ることではないし、被害者の声や国民の声を取り入れるということは、決して短絡的に国民を裁判員にすることでもない。裁判官は、法律知識など専門知識という形式知と、数多くの判例や経験に裏付けされたリーガルマインドという暗黙知に基づき、事件を審理して、判決を下す。だから、国民は熟達による判決に信頼を寄せ、納得するのである。
結局、むかつく不適格者を含めて結審した裁判員制度とは、公的に忙しい人は辞退する、仕事が駄目な男と主婦の暇つぶしの場(そして、裁判官の責務を薄弱化する衆愚裁判)でしかない。
残念だが、司法を見直したはずの司法制度改革審議会は、国民の声を聞き誤り、素人が訳も分らず判断し、玄人が責務を逃避する「衆愚裁判」という、とんでもない改悪をしてしまったようである。

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